勉強が「面白くない」と感じられるとき、問題集が“できるか、できないか”を試されるものになっていることがあります。
早く答えを出すこと、間違えないこと、宿題を終わらせることが続くと、「なぜだろう」と考える余裕がなくなります。
本当は、問題の中にある不思議さや工夫に目を向けることも、学ぶ楽しさにつながります。
けれど、正解を急ぐほど、その時間は後回しになりがちです。
問題を一問開いたら、答えの前にこう聞いてみてください。
「この問題の中で、気になるところはある?」
「その答えになると思ったのは、どこから?」
正しい答えがすぐに出なくても大丈夫です。図を見て気づいたこと、文章で引っかかった言葉、いつもと違う数字。そんな小さな発見を一緒に拾ってみてください。
「自分で考えたことがある」と感じられることが、勉強との距離を少し縮めるきっかけになります。
面白さを伝えたいあまりに、長い説明を続けたり、「これは楽しいでしょう?」と気持ちを決めつけたりする必要はありません。
また、考えている途中ですぐに正解や解き方を示してしまうと、お子さんの「なぜ?」が消えてしまうこともあります。
答えより先に、「どう考えたの?」と聞く。
その一言が、お子さんの中にある小さな好奇心を守ります。