会社を継承していくため、今やるべき事を。
自分で考え、選び、学び続ける力をつける。
進路の話は、親御様にとって大切だからこそ、お子様には重く聞こえることがあります。事業承継を視野に入れるご家庭でも、未来の話を「確認」や「結論」を急ぐ場にする必要はありません。今の興味を言葉にし、選択肢を一緒に広げる対話に変えることができます。
進路の話は、「答えを出す場」ではなく「材料を集める場」
お子様が将来のことをはっきり話せないのは、考えていないからとは限りません。経験や情報がまだ少ないだけかもしれません。「決めること」より先に、「何に時間を使いたいか」「どんな場面で力を出せたか」を集めます。
対話1|興味を、具体的な場面から聴く
「将来何になりたい?」より、「最近、時間を忘れて取り組んだことは?」「学校で面白かった場面は?」と聞きます。肩書きではなく体験から話すと、お子様の言葉が出やすくなります。
対話2|選択肢を、増やす言葉で返す
「それならこの道だけ」と絞るのではなく、「その興味を生かす方法はいくつかありそうだね」と返します。会社との関わり方も、承継・社内での役割・外で経験を積むことなど、一本道ではありません。お子様の意向を中心に、情報を増やします。
対話3|今の学びとの接点を一つつくる
未来の話を遠いままにせず、「そのために今、説明する力を練習すると役立ちそうだね」「調べる力を使ってみよう」と、今日の学習に一つだけ接続します。将来像で学習を脅かさず、現在の行動に意味を持たせます。
避けたいのは、比較と期限で急かすこと
他のご家庭や兄弟姉妹との比較、結論を急ぐ言葉は、お子様が本音を出しにくくすることがあります。親御様が先に「まだ考えが変わっても大丈夫。興味を教えて」と伝えると、対話は続きやすくなります。
月に一度の、10分進路対話
- 今月、面白かったことは何?
- もっと知りたいことは何?
- 来月、試してみたいことは何?
答えを記録し、翌月に見返します。変化があることは迷いではなく、経験から考えが育っている証です。
第9話では、分かったつもりを超える「説明する力」の育て方を紹介しました。
第9話|小学生のお子様に必要な「説明する力」――分かったつもりを超える学び方
お子様の将来の選択肢を、学びから広げたい親御様へ
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