小学生のお子様に必要な「説明する力」――分かったつもりを超える学び方

会社を継承していくため、今やるべき事を。

自分で考え、選び、学び続ける力をつける。

「分かった?」と聞くと、お子様は「分かった」と答えやすいものです。しかし、理解は、答えを見た瞬間ではなく、自分の言葉で説明できたときに確かめやすくなります。小学生の時期から、説明する力を日々の学習に入れておくと、知識が受け身のまま残りにくくなります。

説明することは、正解を言うことではない

説明とは、答えを再現することではありません。「なぜそう考えたか」「どの順番で考えたか」を相手に伝えることです。途中で言葉に詰まる場所は、まだ整理できていない場所かもしれません。そこを見つけられること自体が、学びの前進です。

三つの説明で、理解を確かめる

1.一分で説明する

問題を一つ選び、「答えまでの考え方を一分で教えて」と頼みます。親御様は正解を急がず、話の順番を聴きます。

2.図で説明する

算数でも国語でも、矢印や図で関係を表してみます。言葉だけで難しい内容が、目で見える形になります。

3.別の人に説明するつもりで話す

「初めて聞く人なら、どこから話す?」と聞きます。相手の理解を想像することで、説明の順序が整います。

親御様の役割は、採点より質問

説明の途中で間違いを見つけても、すぐに直す必要はありません。「その次は?」「なぜそうなる?」と続きを促します。お子様が自分で矛盾に気づいたとき、理解は深まります。必要なら最後に一つだけ補足します。

今日からできる、夕食後の一分説明

夕食後に一問だけ選び、「今日いちばん考えたことを、一分で教えて」と聞きます。話が長くならなくてもかまいません。目的は、家庭を授業にすることではなく、考えた過程を言葉にする習慣をつくることです。

第8話では、定期テストを次の一手へ変える振り返りを紹介しました。
第8話|定期テストを「振り返る力」に変える、経営者家庭の学習PDCA

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参考資料

文部科学省「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」