勉強が続かないお子様を責めずに、仕組みから変える方法

会社を継承していくため、今やるべき事を。

自分で考え、選び、学び続ける力をつける。

勉強が続かないとき、原因を「やる気がない」だけで終える必要はありません。始めるまでの手順が多い、目標が大きすぎる、終わりが見えない。仕組みを少し変えるだけで、お子様が着手しやすくなることがあります。

続かない理由を、意志ではなく設計で見る

学習は、始める前に最も力を使うことがあります。「今日は何をするか」を毎回考える状態では、着手が遅れます。親御様は意欲を評価するより、始めるまでの障害を一つずつ見つけます。

仕組み1|開始の合図を一つにする

帰宅後すぐ、夕食後、入浴前など、学習を始める時刻や場所を一つ決めます。「机に座ったら、まず例題を一問読む」と最初の動作まで決めると、迷いが減ります。

仕組み2|量ではなく、終了条件を小さくする

「一時間勉強する」より、「問題を二問解いて、間違いに印をつける」と決めます。終わりが明確なら、始めるハードルが下がります。終わった後に続けるかどうかは、お子様が選んでかまいません。

仕組み3|見える記録を残す

毎日、できたことを一行残します。「計算を二問」「英単語を五つ」「説明を一回」。達成の記録は、努力の証明ではなく、次の作戦を決める情報になります。

声かけは、「できた?」より「始めやすかった?」

親御様は結果を確認する前に、「今日、始めやすかった?」「どこで止まりやすかった?」と尋ねます。答えが出れば、次の日の仕組みを変えられます。学習が続かなかった日も、仕組みを見直す材料にできます。

一週間だけ試す、家庭の実験

  • 開始時刻を決める
  • 最初の一問を決める
  • 終了時に一行残す

この三つを一週間試し、週末に「続けること」「変えること」を一つずつ決めます。完璧な習慣を作るのではなく、ご家庭に合うやり方を探す実験です。

第6話では、日々の学習で選ぶ力を育てる方法を紹介しました。
第6話|選ぶ力は、進路のためだけではない。小学生・中学生の学習で育てる方法

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参考資料

文部科学省「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」