選ぶ力は、進路のためだけではない。小学生・中学生の学習で育てる方法

会社を継承していくため、今やるべき事を。

自分で考え、選び、学び続ける力をつける。

選ぶ力は、進路を決めるときだけ必要になるものではありません。今日どの問題から始めるか、分からないときに何を使うか、振り返りで何を変えるか。小学生・中学生のお子様は、日々の学習の中で小さな選択を重ねています。

選ぶ力は、日常の小さな意思決定で育つ

選択を親御様がすべて決めると、迷わず進めるように見えます。しかし、自分の判断に理由を持つ練習は残りません。学習で必要なのは、正解を一度で選ぶことより、「選んだ理由」と「次に変える理由」を言葉にできることです。

三つの手順で、選ぶ練習をつくる

1.選択肢を二つか三つ出す

「漢字から始める? 算数の例題から始める?」「教科書を読む? 図にする?」と、実行できる選択肢に絞ります。

2.基準を言葉にする

「今日は何を終えたい?」「短い時間で確認するならどれ?」と、選ぶ基準を尋ねます。親御様は結論を急がず、理由を聴きます。

3.結果を振り返る

「選んだ方法は役立った?」「次なら何を変える?」と短く振り返ります。選択は当たり外れではなく、学びを改善する材料になります。

親御様が避けたいのは、すぐに二択を決めること

「こちらが正しいから、これにしよう」と決めれば、時間は短縮できます。ただし、お子様が自分で考える場面も減ります。時間に余裕がない日は、親御様が決めてもかまいません。その場合でも、「今日は時間が少ないからこの方法にしよう。次は理由を一緒に考えよう」と、判断の基準を言葉に残します。

学習で使える、三つの選択

  • 間違えた問題を、今やり直すか、印をつけて明日に回すか
  • 説明を、口で行うか、図で行うか
  • 次の一週間で、毎日10分か、二日20分か

小さな選択ほど、理由と振り返りを結びつけやすくなります。

第5話では、お子様の「なぜ?」を考える力に変える会話を紹介しました。
第5話|お子様の「なぜ?」を、考える力に変えるご家庭の会話

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参考資料

文部科学省「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」