中学生の学習計画が続かないとき|親御様が先に見たい3つのこと

教える前に、見立てる。
答えを渡す前に、問う。

きれいに作った学習計画表が、数日後には開かれなくなる。中学生のお子様の学習を見守るなかで、このようなことはありませんか。

計画が続かないとき、必要なのは気合いを足すことではありません。一回に決める量、始めるきっかけ、振り返る時刻の三つを小さく見立て直すことです。お子様が次の10分を選べる計画に変えていきましょう。

きれいな計画表が、数日後に開かれなくなる理由

計画が大きすぎる、始める場面が決まっていない、できなかった日の扱いがない。こうした条件が重なると、計画表は「できたか、できなかったか」を測るものになりやすくなります。

計画の目的は、親御様が管理することではありません。お子様が、今の自分に合う次の一歩を選びやすくすることです。

親御様が先に見たい三つのこと

1|一回に決める量は、小さすぎるくらいか

「数学をやる」ではなく、「例題を一問だけ見る」「英単語を五つだけ確認する」のように、始められる大きさへ分けます。終える量ではなく、始められる量を決めることが大切です。

2|始めるきっかけが、生活の中に置かれているか

何時に、どこで、何を開くかまで決まると、考える負担が減ります。「夕食の前に10分」「机に座ったらノートを開く」など、具体的なきっかけを一つだけ選びます。

3|振り返る時刻が、短く決まっているか

できなかった理由を長く反省する必要はありません。「できたこと」「止まったこと」「次に試すこと」を一言ずつ見れば十分です。計画を立て直すための短い時間を用意します。

計画が自己評価になると、次の一歩が遠のきやすい

予定どおりに進まなかった日を、失敗として扱う必要はありません。予定が合わなかったという事実を見て、次の10分の大きさを変えればよいのです。

親御様は「なぜできなかったの?」と理由を求める役ではなく、「次はどのくらいなら始められそう?」と選び直しを支える役になれます。

「学びの問診」は、診断や評価ではありません

この連載でいう「学びの問診」は、お子様を診断したり、できる・できないを評価したりするものではありません。どこまで分かるか、なぜそこで止まったか、次に何を確かめるかを、親御様とお子様が短く見立てるための考え方です。

今夜の一分チェック

「次の10分で、何を確かめる?」と聞いてみてください。

お子様が答えたくないときは、そこで会話を終えます。理由を求めたり、答えを待たせたりせず、「また話したくなったら教えて」と伝えてください。別の日に、お子様から開き直せる余白を残すことも、学びを支える大切な関わりです。

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