会社を継承していくため、今やるべき事を。
自分で考え、選び、学び続ける力をつける。
「なぜ空は青いの?」「どうしてこの解き方ではだめなの?」というお子様の問いは、知識を増やす入口であるだけでなく、考える力を育てる入口でもあります。忙しいときほど、すぐ説明して会話を終えたくなります。しかし、「なぜ?」を受け止め、考える過程を一緒につくると、お子様は答えを待つだけでなく、問いを深める経験を積めます。
最初の一言は、「いい問いだね」
問いにすぐ答えられなくても問題はありません。まずは「いい問いだね」「どうしてそう思ったの?」と返します。この一言で、お子様は疑問を出してよいと感じられます。正しさを評価する前に、問いが生まれた理由を聴くことが大切です。
次に、「予想」を言葉にする
答えを調べる前に、「自分ではどう思う?」「理由を一つ考えるとしたら?」と聞きます。予想が外れてもかまいません。大切なのは、観察したことと考えたことを分け、自分なりの仮説を言葉にすることです。これは、前例のない課題に向き合うときにも必要になる姿勢です。
最後に、「確かめ方」を選ぶ
図鑑を開く、教科書の前後を読む、実験を考える、先生に聞く。答えに近づく方法は一つではありません。「どの方法で確かめようか?」と選択肢を出し、お子様が一つ選びます。調べた後には、「最初の予想と何が同じだった?」「何が変わった?」と振り返ります。
家庭で使える、三往復の会話
お子様:「なぜ、こうなるの?」
親御様:「いい問いだね。そう思ったきっかけは?」
親御様:「自分では、どう予想する?」
親御様:「確かめるなら、何を見てみようか?」
三往復で十分です。ここで大切なのは、知識の量を見せることではなく、お子様の予想と確かめ方を尊重することです。
「なぜ?」が増えるご家庭の共通点
問いに対して、すぐに「そんなことより宿題を」と切り替えず、短い時間でも立ち止まります。すぐに答えが出ない問いは、メモに残して週末に調べてもよいでしょう。学びは、予定どおりに進める力だけではなく、疑問を持ち続ける力によっても深まります。
第4話では、答えを急がずに考える過程を支える三つの問いを整理しました。
第4話|経営者の親御様が、答えを先回りして渡さないための3つの問い
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参考資料
文部科学省「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」
本記事は、お子様の意向と発達段階を大切にしながら、学びを将来の選択肢へつなげるための家庭での会話をお伝えしています。