埼玉県の中学受験・高校受験|栄東・浦和明の星女子・県立浦和・大宮を目指す家庭へ

埼玉県の公立高校入試で、面接を受けるのは一部の受検生だけでしょうか。

2027年度(令和9年度)の選抜では、全ての学校で、受検生全員に個人面接か集団面接が行われます。面接の日は、5教科の学力検査がある2月25日(木)の翌日、2月26日(金)です。

出願のときには、力を注いだことや入学後に取り組みたいことを県の様式に自分で書く「自己評価資料」も出します。県の基本方針によれば、この資料そのものは点数にせず、面接のときの参考にとどめます。共通選抜の面接は30点満点が基本で、学校によってはその2倍の60点満点になります。

県が示す面接の評価の観点は、「主体的・協働的な学びの力」と「自らの人生や社会の未来を切り拓く力」の2つで、学校独自の観点を加える学校もあります。華やかな実績を並べるより、日々の学校生活を自分の言葉で振り返れるかどうかが問われる、と読み取れます。中学受験を視野に入れる家庭も、私立中の教科試験と、県立・市立の中高一貫校の検査とでは中身が違うため、入口ごとに分けて見ていきます。

県南で暮らす家庭では都内の私立中まで候補が広がり、県北や秩父のほうでは、毎日通える学校を1校ずつ確かめるところから話が始まります。朝の電車の混み具合や乗り換えの回数しだいで、親子が思い浮かべる学校はまるで違ってきます。志望校を聞かれたお子さんが首をかしげるのは、比べるための手がかりが、まだ家の中にそろっていないからとも考えられます。

同じ日に同じ5教科を受けても、埼玉県の公立高校入試では、数学と英語の問題が学校によって違う場合があります。県の基本方針では、各高校の判断で、数学と英語を、応用的な内容を含む「学校選択問題」に替えられるとしています。過去問や模試を選ぶ前に、志望校がどちらの問題を使うのかを確かめておくと、練習の的を外しません。

伊奈学園と川口市立附属は2次が同じ日

県立伊奈学園中の第1次選考(作文)は2027年1月16日(土)、川口市立高校附属中の第1次選考は1月17日(日)で、1日ずれています。ところが第2次選考は、どちらも1月23日(土)です。両方の第1次を通ったときにどちらを受けるのかは、出願の前に親子で話しておくと慌てません。川口市立附属は、第2次で県内に住む志願者(川口市を含む)から80名を選び、残る30名を川口市内に住む志願者から選ぶ2段階の方式です。

入口ごとの決まりを押さえたら、家庭でできることに移りましょう。手をつける順に並べると、下の3つです。

  1. 面接で話す材料をためる
    自己評価資料に書くことを、日々の学校生活の中から少しずつメモにためておきます。
  2. 学校選択問題かを確かめる
    志望校が数学と英語で学校選択問題を使うかどうかを確かめ、練習に使う問題集を選びます。
  3. 通える私立中を路線で探す
    県南なら都内まで、県北なら毎日通える範囲まで、路線と所要時間で私立中の候補を絞ります。

埼玉県で中学受験を考えるなら、まず進路を私立と公立一貫校と地元中に分ける

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区分代表的な学校例先に調べておくこと
私立中栄東、浦和明の星女子、開智、立教新座、大宮開成、淑徳与野、城北埼玉、獨協埼玉など入試回、教科・配点、複数回受験、学校文化、通学、最新要項
県立・市立の中高一貫校伊奈学園中、市立浦和中、大宮国際中等教育、川口市立高校附属中など居住要件、募集人数、適性検査、調査書、作文・面接、二段階選抜
公立中に進んで高校受験県立浦和、浦和第一女子、大宮、川越、川越女子、春日部、市立浦和など2027年度の新制度、調査書、5教科、面接、学校別の選抜内容

私立中は「4教科」だけで一括りにしない

私立中では国語・算数・理科・社会を軸にする学校が多い一方、入試回、科目の組み合わせ、配点、英語利用や適性検査型の有無は学校によって異なります。2027年度の正式要項が未公表の学校は、前年要項だけで決めず、説明会と公式サイトを継続確認してください。

過去問題を解いたら、点数と一緒に、時間が足りなかったのか、条件を読み落としたのか、知識が足りなかったのか、記述が書き切れなかったのかを書き残します。入試の回が多い学校でも、受けられる回をすべて受ける必要はありません。他校の日程、移動、疲れ、合格後の手続きを同じ表に並べてから決めてください。

公立中高一貫校は「知識を使う力」を見る

適性検査では、資料や会話文を読み、条件を整理し、理由を自分の言葉で説明する力が必要です。私立中向けの難問演習だけでは十分とは限りません。計算・語彙の土台に、資料読解、短い記述、試行錯誤を加えます。

同時に、志願資格や通学区域を先に確認してください。制度上受けられない学校を長く第一志望として準備すると、親子の時間と気持ちの負担が大きくなります。

通学は合否の後ではなく、志望校選びの前に測る

埼玉県は県内が広く、都内校への通学も選択肢に入ります。平日の朝に、乗換、混雑、駅から学校までを含めて測ってください。往復30分の差は、六年間で大きな生活差になります。部活動、睡眠、家庭学習まで含めて続けられるかを見ます。

栄東・浦和明の星女子・開智を考える家庭へ

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栄東中学校は、正式要項の公開時期まで確認する

栄東中学校は公式サイトで2027年度入試について案内し、正式な生徒募集要項は9月下旬ごろ掲載予定としています。現段階では、前年の入試回や出願動向だけで計画を固定しないことが重要です。学校説明会、正式要項、過去問題の順で確認し、複数回受験を考える場合も日程と体力まで整理してください。

浦和明の星女子中学校は、学校文化との相性も見る

女子校を選ぶときは、偏差値や進学実績だけでなく、授業の進め方、宗教教育、行事、校風、通学を親子で確認しましょう。2026年度要項では募集区分が複数示されていますが、2027年度は新しい要項で募集人員、日程、教科、出願手続きを確認してください。

開智中学校は「どの入試で、何を評価されるか」を確認する

開智中学校は公式サイトで2027年度入試概要を案内しています。複数の入試機会がある学校ほど、お子さんの得意教科、問題との相性、他校日程、疲労を一枚のカレンダーにしてください。開智、立教新座、大宮開成、淑徳与野などを並べる場合も、名前ではなく学校生活と問題形式で比較します。

伊奈学園中・市立浦和中・大宮国際・川口市立附属中を考える家庭へ

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県立伊奈学園中学校は、県内居住と適性検査の準備を分ける

2027年度の募集人員は70人です。1学級の人数が40人から35人に引き下げられたことに伴い、2026年度の80人から減りました。通学区域は、2026年度の要項では埼玉県全域でした。2027年度の出願は、インターネットを使って行います。準備では、知識の暗記だけでなく、長い問題文から条件を拾い、根拠を添えて説明する練習を続けます。

市立浦和中と大宮国際は、さいたま市の居住要件と選抜日を確認する

2026年度の市立浦和中募集要項では定員80人(男子40人・女子40人)、通学区域はさいたま市全域です。大宮国際中等教育学校との併願は可能でも、第2次選抜が同日なら両校を同時に受検できません。制度上の「出願できる」と、実際の「受検できる」を分けて確認してください。

川口市立高校附属中は、2027年度の変更を正確に読む

川口市教育委員会の資料では、2027年度は募集人員110人、志願対象は埼玉県内居住の児童、第1次選考は1月17日、第2次選考は1月23日の予定です。第2次は、まず県内居住者から80人、その後に川口市内居住者から30人を選ぶ二段階方式とされています。居住地による扱いを、口コミではなく公式資料で確認しましょう。

2027年度から変わる埼玉県公立高校入試

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埼玉県公立高校入試は2027年度から新しい選抜方法へ移行します。兄姉や先輩の経験をそのまま当てはめず、志望年度の資料を読み直してください。

共通選抜と特色選抜を分ける

共通選抜は、学力検査、調査書、面接を資料として選抜します。特色選抜を行う学校・学科・コースでは、これらに加えて特色検査や傾斜配点を用いる場合があります。県立浦和高校、浦和第一女子高校、大宮高校、川越高校、川越女子高校、春日部高校など、学校名だけでなく、志望年度の学校別選抜実施内容を確認してください。

「上位校だから当日点だけ」「内申が足りないから終わり」と一言で決めるのは危険です。過去の評定と、これから変えられる評定、5教科、説明力を分けます。

全校面接と「My Voice」は、暗記した模範解答では整わない

2027年度は全ての学校で面接が行われ、出願時に自己評価資料を提出します。面接では、これまで力を注いだことや将来取り組みたいことを自分の言葉で伝える「My Voice」が示されています。立派な実績を作るより、日々の経験を振り返り、「何を考え、どう行動し、次に何をしたいか」を短く説明する習慣が大切です。

委員会、部活動、家庭での役割、苦手克服などを月に一度振り返り、自分の変化を一文で残しておくと、自己評価資料の土台になります。

日程を先に置くと、逆算が現実になる

2027年度は、インターネット出願が1月26日から2月9日、書類提出が2月12日・15日・16日、志願先変更が2月17日・18日、学力検査が2月25日、面接が2月26日、特色検査が一部校で3月1日、発表が3月5日の予定です。学校行事、私立高校入試、体調管理を含めて、家族のカレンダーへ入れてください。

埼玉県の入試に向けて、小学生と中学生で家庭学習の重心を変える

マサ先生の提案

小学生は、私立の教科試験にも一貫校の検査にも通じる土台から

土台は、毎日の計算10分、語彙と漢字10分、文章や資料を読んで要点を1文で言う10分です。間違えた問題は赤で写して終わりにせず、「どこを読み落としたか」「次はどこに印をつけるか」を短く書き添えます。栄東のような私立の教科試験でも、伊奈学園の作文や一貫校の適性検査でも、同じ力が土台になります。

中学生は、評定・5教科・面接で話す材料を並行して積み上げる

定期テストの前だけでなく、提出物、授業の理解、小テスト、5教科の弱点を毎週見直します。全校で行われる面接のために、特別な活動を無理に増やす必要はありません。日々の学校生活を振り返ることが、話す材料になります。県立浦和、浦和一女、大宮、川越、春日部、市立浦和といった学校名に焦る前に、答案の失点を知識不足・読み違い・時間不足に分けてみてください。

「もっと勉強して」の代わりに、答案と予定で話しかける

「このままじゃ県立浦和なんて夢のまた夢だよ」
「今週は数学のどこを練習する?まず志望校が学校選択問題かどうか一緒に見てみよう」
「栄東に行く子は、この時期もっと過去問を解いてるよ」
「今日の過去問、覚えていなかった問題と読み違えた問題に分けると、どっちが多い?」
「評定がこれじゃ、大宮はあきらめるしかないね」
「もう決まった評定と、これから伸ばせる評定・学力検査・面接で話すことを分けて書いてみよう」

ほかの子や兄姉と比べる言葉が増えるほど、お子さんは自分の課題が見えにくくなります。合否の話と、今日の答案で直せることは、別々の時間に話してください。

埼玉県の一貫校の併願と、公立高校の新しい選抜についての質問

よくある質問

栄東などの私立中と、伊奈学園中・市立浦和中などの一貫校は両方受けられますか?

日程が重ならなければ組み合わせられる場合があります。ただ、教科試験と適性検査では問われ方が違うので、計算・語彙・読解を共通の土台にしたうえで、それぞれに割く時間を早めに決めておきます。市立浦和中と大宮国際のように、第1次を通ったあとの第2次選抜が同じ日になる組み合わせもあるので、出願前に確かめてください。

県立浦和・浦和一女・大宮では、内申と当日の学力検査のどちらが重く見られますか?

一方だけで決まるわけではありません。2027年度からは学力検査、調査書、面接をあわせて使い、特色選抜を行うかどうかや配点も学校ごとに違います。受ける年度の学校別選抜実施内容を読み、もう変えにくい過去の評定と、これから伸ばせる評定・5教科・面接で説明する力を分けて計画を立ててください。

塾の講座や家庭教師を足すかどうかは、何を見て決めればよいですか?

まず、どこでつまずいているかを答案から突き止めます。計算、語彙、読解、知識、記述、時間配分のどれが原因か見えないまま講座を足すと、復習に回す時間が削られます。家庭だけで整理しきれないときは、答案と毎週の時間の使い方を一緒に見てくれる相談先を探してください。

まとめ:今日から整える3つのこと

迷ったら、この3つから始めてください。

  1. 面接で話す材料をためる
  2. 学校選択問題かを確かめる
  3. 通える私立中を路線で探す
中学受験・高校受験のプロ マサ先生

この記事を書いた人

中学受験・高校受験のプロ マサ先生

指導歴25年以上。これまで1,200人以上の子どもたちの学習を見てきたオンライン家庭教師です。

中学受験の算数・理科・国語を中心に、問題を増やす前に「どこでつまずき、何から直すか」を整理し、お子さんとご家庭に合う学び方を一緒に設計しています。

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この記事で確認した主な公式情報

学校名は検索のためだけに列挙せず、各校の選抜方法と教育方針を確認する入口として掲載しています。募集要項は更新されるため、出願前に各教育委員会・学校の最新版を確認してください。合格可能性や成果を保証するものではありません。

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